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【浅草】東京最古の「浅草地下街」にある小江戸で立ち呑みをする

浅草地下街

浅草といえば、浅草寺の仲見世通り。今や訪れる人のほとんどが外国人旅行者といっても過言ではない浅草に、観光客もほとんど来ない渋い地下街があるのをご存知でしょうか?

今回は、まるで時が止まってしまったような浅草地下街へ行ってきました。

浅草駅0分!昭和にタイムスリップ

場所は、都営地下鉄銀座線の浅草駅5番出口の改札を出てすぐのところです。改札を出たらすぐに左に曲がりましょう。年季の入った赤い丸イスが並ぶカウンター、通路にはみ出したテーブルやイスが見えて来たら、そこはもう地下街です。

地下街

この地下街が誕生したのは1955(昭和30)年とのこと。日本に地下街ができ始めて3番目にできた地下街でしたが、時が経つにつれ、1番、2番目の地下街が閉鎖になり、繰上げ式にこの地下街が日本最古の地下街となったそうです。

「ヘアーカット700円 一流技術者」の看板がいい味を出してます。

看板

反対側にはビールケースに古びた扇風機。何年使ったかわからない提灯など、生活感が通路にまではみ出しており、かつて中国の深圳エリアにあった九龍城を彷彿とさせます。

店主は元常連の立ち呑み屋「小江戸」

通路を歩きながら見つけた1軒の立ち呑み屋。

小江戸

10人も入れば満席になってしまいそうな立ち呑み「小江戸」です。すでに店の前には常連さんらしきお客さんが5人で楽しそうに呑んでおり、釣られるようにお店に入りました。

店内のあちこちからひしひしと年季を感じます。

店内

カウンター5人と3つのテーブル、そして外には2つのテーブル。全部合わせて20人も入れば満員になってしまいそうなこじんまりしたこのお店は、実は先代の店主だったおばあさんが、常連の現店主を指名して、代替わりをしたそうです。

人の良さそうな店主からそんな話を聞きながらいただくビールとマカロニサラダ。

ビールとマカロニサラダ

隣にいるお客さんとも気軽に話を楽しめる距離感です。

続いてレモンホッピー。

レモンホッピー

あまり聞かないですよね、レモンホッピー。でも若い子には普通のホッピーよりこちらの方が人気だということで、私もチャレンジ。レモンの味がしっかり感じられつつ、すっきりしておいしかったです。ほかにもグレープホッピーもありました。

鍵を手に入れろ!ダンジョンミッション

ほどよく呑んで、ちょっとお手洗いに…と、席を立つと、店主が鍵を渡してくれました。

首をかしげていると、「ここの地下街のトイレは鍵がかかってるから、コレを持って行かないと入れないんだよ」とのこと。

へー!トイレに鍵!?と思いながら、受け取った鍵を手に地下街の一番奥にある公衆トイレへ向かいました。

受け取った鍵

トイレに到着。入り口は男女一緒です。

公衆トイレ

店主に渡された魔法の鍵…ではなく、トイレの鍵を鍵穴へ!

中は、男女に分かれており、女性用トイレは個室が2つに手洗い場が1つ。きれいに掃除も行き届いて、明るく清潔なトイレでした。用が済んだら、再び鍵をかけてお店に戻ります。

お酒が回れば、ディープな話も?

気さくな店主と、隣の席のお客さんとお酒が進めば話も盛り上がります。

店主からは、この地下街のナルホド話をいくつも聞かせていただきました。

  • 数件先にあるタイ料理屋さんは人気すぎて予約しないと入れない
  • 前までは立ち呑み専門だったが、高齢の常連さんから、イスとテーブルを置いてくれと懇願されて今のスタイルに
  • つまみのマヨコン(コンビーフをマヨネーズで和えたもの)は、酒のアテにぴったりで人気商品

などなど。確かにマヨコンはおいしかったです。

マヨコン

ビール1杯、レモンホッピー1杯、ホッピー1杯、ナカ1つ追加、ポテトサラダ、マヨコンで、滞在時間約3時間で3,000円也。

思っていたより長居してしまいましたが、それくらい時間を忘れて楽しい時間を過ごしました。

店内のカウンター

一見するとハードルが高そうな、日本最古の地下街での立ち呑みでしたが、ちょっとだけ勇気を出して飛び込めば、下町人情あふれる温かいおもてなしに出会えます。

いつなくなってしまうかわからないくらい、いい味を出している地下街ですので、できるだけ早めに行くことをおすすめします。

旅データ

  • アクセス:浅草駅5番出口から徒歩すぐ
ABOUT ME
アオイ
「え?なんでそんなところ行くの?」と言われるような隠れスポットを求めて、ひとり旅をしています。好きな時に好きな所へいける楽しいひとり旅のお手伝いを、歴史・廃墟・マイナースポット・お酒好き目線でお届けします!