若い学生や会社員など、多様な世代で行きかう御茶ノ水駅から歩いて200~300メートル(徒歩3分)のところに国指定史跡『湯島聖堂』があります。
江戸時代の第五代将軍徳川綱吉が儒学を広めるために作った場所です。(15代続いた徳川家の将軍様の中でも綱吉は”生類憐みの令”を出した将軍様なので、私も名前を知っておりました)
綱吉は上野忍野にあった孔子廟を元禄3年(1690年)に湯島に移動し大成殿と改称しました。(国指定史跡になったのが大正11年(1922年)。しかし翌年の関東大震災で全焼したため、現在ここにあるのは、昭和10年(1935年)に再建された建物です)
そして、寛政9年(1797年)に幕府直轄の学校「昌平坂学問所」となりました。浪人でも聴講が許されたという施設。
近代教育発祥の地と言われる理由としては、明治維新後の明治4年(1871年)にここに文部省が置かれ、さらに師範学校(現筑波大学)、女子師範学校(現御茶ノ水女子大学)や初の図書館「書籍館」(現国立国会図書館)などができたからです。
まさに、教育発祥の地として相応しい場所ですね。とはいえ場所はそんなに広くないので、学校は少人数からのスタートだったんでしょうね。
やはり合格祈願の絵馬がたくさん奉納されていました。
門の部分には結構いかつい動物たちがいますね。
私は頭が良くなりますように!と祈願しました。(今さらですが…笑)
冬場は16時には閉園してしまうので、少々早めの見学をおすすめします。
旅データ
- 入場料:無料
- アクセス:JR御茶ノ水駅、東京メトロ御茶ノ水駅・新御茶ノ水駅から徒歩1~2分
- URL:https://www.seido.or.jp/
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