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【渋谷】見学無料&お土産付き「國學院大學博物館」で日本の歴史神道と考古を学ぶ

國學院大學博物館

「神様、仏様、どうか願いごとがかないますように!」

なんて1度は思ったことがありませんか?しかし、意外と知らない神様のこと。そんな身近なようであまり知らない「神道(しんとう)」がよくわかる博物館に行ってきました。

神道に特化した博物館は日本に2つしかなく、一つは三重県伊勢市にある皇學館大学佐川記念神道博物館。もう一つが國學院大學博物館中の神道コーナーとなります。今回は、渋谷駅から歩いて15分の國學院大學博物館へ行ってきました。

國學院大學博物館

中に入ると広いエントランスにはスクリーンが備え付けられ、企画展や博物館の紹介動画を見ることができます。右手には企画展スペースがあり、そこから順に、神道ゾーン、校史ゾーン、考古ゾーンと続いていきます。

さっそく神道ゾーンを・・・と思いましたが、残念ながら神道ゾーンは撮影禁止でした。

以前は撮影可能でしたが、珍しい神道の展示と言うことで、見に来た方々がSNSなどで情報を共有し、それが口コミで広がり、博物館のキャパを越える来場者が訪れてしまったため、撮影を禁止にしたと言う噂を聞きました。

と言うことで、文字だけでご紹介&その奥の考古ゾーンをメインにします。

神道ゾーンは、神道の儀式に必要な土器などさまざまな道具の展示や、その儀式の作法、神道の種類の紹介など。神道に種類があるとは知りませんでした!

その中でも岩清水八幡宮供花神饌が目をひきました。これは岩清水祭の時に神様にお供えするもので、季節ごとの12種類の植物と動物を和紙で作り、それを木の台に乗せたものです。

サイズは高さ70cmほど、植物と動物を組み合わせた箱庭のようなもので、実際の風景を切り取ったかのような繊細できれいなものでした。一部、梅や南天、桜などは実物の枝を使用しているとのことです。これが12種類並んでいる姿は壮観でした。

続いて考古ゾーンです。土器や鏡、埴輪などが所狭しと並んでいます。その中でかわいかったのがこれ。

人面土器

人面土器です。これは挙手人面土器と呼ばれている古墳時代前期のもので、長野県の片山遺跡から出土したものですが、上に飛び出ているものは耳ではなく手なんですね。

そうやって見ると、とってもユーモラスでかわいらしく見えてきます。

続いては縄文式土器の模様の付け方。

模様の付け方

縄文式土器は、表面に付けられた縄模様が特徴ですが、それがどのような縄で、どんな模様になるのかが展示されています。縄模様にも種類があるんですね~。

そして、大迫力の埴輪たち。

馬の埴輪

馬の埴輪は昔の教育番組のキャラクターにもいました。思わず、「ヒンベエ!!」と口をついて出てしまいます。ほかにもシカやイノシシ、建物の埴輪もあります。

動物の埴輪

このサイズのぬいぐるみが商品化されたらきっと人気商品になるだろうなぁなんて思いながら、次のコーナーへ行くと、一気に時代が進みます。

石でできたお地蔵さん

石でできたお地蔵さんや、仏様の登場です。そこでかわいらしいものを発見。

男女の仏様

男女の仏様でしょうか?頬を寄せて手をつなぎ、とても仲が良さそう。恋愛にご利益がありそうですよね。

こちらは六地蔵。流行のアニメ「おそ松さん」に見えるのは私だけでしょうか?

六地蔵

そして、見学が終わったら忘れてはいけないのが、太っ腹アンケート(勝手に命名)。ここのアンケートに答えると、オリジナルグッズがもれなく貰えるのです。

ポストカードセット、企画展パンフレット、博物館パンフレットの3点からお好きな物を選ぶことができます。無料で見学ができて、さらにお土産まで貰える太っ腹博物館なんて、他にはあまりないのでは?

ぜひ、日本の歴史神道と、かわいらしい埴輪に会いに行ってみてはいかがでしょうか。

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