自然

【文京区】東京ドームをのぞむ日本庭園「小石川後楽園」で癒しのひとときを愉しむ

小石川後楽園

東京の後楽園、東京ドームのすぐ近くに、とっても広い日本庭園があります。水戸徳川家の祖、徳川頼房が江戸の屋敷の庭として作ったという「小石川後楽園」。あの有名な光圀の代に完成したそうです。

初めて訪ねてみましたが、金沢の兼六園にも負けないくらいステキなお庭でした。

ちょうど季節は春。美しい満開のしだれ桜が迎えてくれました。

しだれ桜

樹齢は推定60年。かつて樹齢100年を超すしだれ桜の古木があったところに、後を継いで植えられたそうです。まだまだ美しい花を楽しませてくれそうです。

きっと丹精込めて手入れされてきたであろう松の木。

松の木

どの角度から見ても枝先まで整えられた姿にほれぼれします。背景に東京ドームの特徴的な屋根が見えるのもここならではの景色。江戸時代から変わらない庭園風景と、現代的な建物のギャップがおもしろいスポットです。

庭園の中央には池があり、ぐるっと一周できるようになっています。池の中央にあるのは蓬莱島と言うそうで、琵琶湖の景色を造り出したものだそうです。昔は舟遊びをしたのだとか。何だかとっても楽しそうです。

蓬莱島

整備された歩道をのんびり散策します。とても都会のど真ん中とは思えない緑の景色に癒されます。

散策路

途中、小高い丘に登って行く人たちがたくさんいたのでついて行ってみました。

小高い丘

頂上から見えたのはこの景色。

小高い丘からの景色

庭園が一望できるスポットでした。江戸時代の方々もこうして庭を楽しんでいたのでしょうか。なんという贅沢。人気の撮影スポットになっていました。

徳川光圀が建てたという「得仁堂」という小さなお堂も。

得仁堂

苔好きの私にはたまらない、美しい苔のじゅうたんにも出会えました。この庭園、どこを見ても隅々まで手入れが行き届いていて、とっても清々しい気分になりました。

苔のじゅうたん

蓮の花の季節が楽しみな池もありました。

池

季節ごとに梅やショウブ、藤やアジサイ、蓮やヒガンバナ、秋には紅葉も楽しめるそうです。また季節を変えて訪ねてみたいものです。

特別史跡&特別名勝の指定を受けているという「小石川後楽園」。

二重の指定を受けているのは、全国でも9か所のみ。しかも、金閣寺や銀閣寺、広島の厳島など、超有名スポットばかりだそうです。文化財としても一見の価値がある小石川後楽園、東京ドームシティのスパ施設ラクーアと合わせて、癒しの一日を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

旅データ