旅先で夕食と軽くお酒を…と思った時、レストランに女一人はなんだかお店に悪い気がするし、かといってバーでは十分な食事がないということも多いかと思います。
そんな時におすすめなのが、「横丁」です。都内で有名な横丁と言えば、昔からあるもので言えば、新宿の「思い出横丁」や、渋谷の「のんべい横丁」から始まり、新宿歌舞伎町にある「ゴールデン街」も横丁の一種ですよね。
そして恵比寿にもじわじわと人気がでてきた「恵比寿横丁」があります。
恵比寿横丁とは、もともと昭和期に山下ショッピングセンターとして個人共同スーパー(公設市場)だった場所です。その古い建物をそのまま再利用し、昭和の古き良き雰囲気を残したまま、10店舗以上のさまざまな居酒屋を集め、若者から地元の人まで集える横丁として復活しました。
なので、一歩中に入れば、古びた狭い通路に居酒屋が軒を連ね、場所よってはイスやテーブルが通路まで溢れて、お客さん同士がすれ違うのにぶつかってしまうほどです。
席についてもそれは同じことで、隣の席の人と肩が触れ合う距離で飲むことになり、それが1人旅にはもってこいです。隣の人と会話が弾めば、おすすめスポットや地元の人しか知らない地元グルメを教えてもらえるかもしれません。
また、この横丁は、東村アキコさんが描いているアラサー・アラフォー女性に大人気の「東京タラレバ娘」というコミックの中で、登場人物たちが話題にしていたスポットで、ファンの方ならぜひ訪れたいスポットだと思います。
さっそく、鉄板焼きの「うめ月」に入ってみました。天井を見上げると、年期の入った柱と真っ黒な天井がいい味を出してます。
メニューはこちら。
とりあえず、ウーロンハイとチーズ焼き・アスパラ焼きをオーダー。
そうしている間にもどんどん席が埋まっていきます。平均年齢は20代後半から40代まで。ボリュームゾーンは30代という感じの客層です。
実はこの恵比寿横丁は、婚活の場としても今話題のスポットとなっているそうです。確かに、距離感が近いこの雰囲気なら、知らない人とでも気軽に話ができそうです。
これなら婚活に限らず新しい出会いも期待できるかもしれません。そして、アスパラ焼きも到着。ほくほくでおいしい!
ちなみに、ほかにも肉寿司や、キノコ料理専門店、串揚げ屋などなどさまざまなお店が入っており、ほかのお店から食べ物をオーダーすることも可能です。
また、ギターを抱えた流しのミュージシャンもふらりとやってきて、曲をリクエストすれば、その間で弾き語りをしてくれたりします。私が行った時はまだ時間が早くて、流しのミュージシャンには会えませんでした。
あとは女性としては気になるトイレ事情。
横丁なので、各店舗にトイレはありませんが、共同トイレが用意されてます。共同とは言え、男女別になっているので、ご安心ください。ここだけはきれいにリニューアルされていて、白で統一された清潔感のあるトイレでしたので、そこは問題なし!
洗面台もきれいです。
恵比寿と言えば、オシャレなお店しかないと思っている方も多いかもしれませんが、実はこんなにアットホームで楽しい横丁があるんですね。ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
旅データ
- アクセス:恵比寿駅から徒歩2分
- URL:https://www.ebisu-yokocho.com/top.html