秋葉原から歩いて10分ほどのところにある神田明神。ここは1300年もの歴史のある神社です。
戦国時代の終止符となる「関ケ原の戦い」で徳川家康が必勝祈願を行って勝利し、その後265年に及ぶ江戸幕府が成立しました。江戸の総鎮守として幕府からも庶民からも親しまれた場所です。
現代でも毎年5月に日本三大祭りの「神田祭」が行われています。
そんな由緒ある神社ですが、秋葉原に近いこともあるためか、若者文化をすごく柔軟に受け入れている印象がある神社です。
少し前にはこち亀の漫画完結にあたり絵巻奉納が行われたり、現在もアニメとのコラボやラインスタンプの販売があったりなかなかキャッチーです。そのためか若い男性の参拝客が多い印象でした。
社殿は平成15年に有形文化財となっています。関東大震災で焼失し昭和9年に復活したものが昭和から平成にかけ大修復が行われ、現在のこの荘厳な姿は江戸時代のものを再現しているそうです。
おみくじをつるす場所がハート型です。なんともかわいらしく恋愛成就しそう。
人気ゲーム&アニメ「ラブライブ」とコラボした菓子折りが販売していたりすることもあることも相まって、若い世代の参拝客が多いみたいですが、絵馬もこの通りラブライブです。
七五三が近い時期だったので、子供が楽しめるようにかクマさんの人形も置いてありました。
しかし、この後ろにあるのは、獅子山と呼ばれる、江戸時代の名工が作った区内に残る数少ない石造物の一つ。結構貴重なものです。親獅子が子獅子を谷底に突き落とし這い上がってきた子をはじめて我が子と認めることを造形化したものだそうです。
江戸時代のご両親も厳しかったのでしょうかね。
今回は見逃しましたが、休日のみ開館している神田明神資料館も併設してたりと、見どころはなかなか豊富です。今度は神田祭の際に訪れてみようと思います。
旅データ
- アクセス:御茶ノ水駅から徒歩5分、秋葉原駅から徒歩10分
- URL:https://www.kandamyoujin.or.jp/